山 域:甲信越-奥秩父
山行名:多摩川水系 小常木谷
日 付:2015/08/23から1日間
種 別:個人
難易度:中級
リーダ:野口
人 数:3


8/22-23で谷川 万太郎本谷を狙っていたが22日の夜の天候が悪く断念。転進予定にしてた小常木沢に向かった。

8/22(土)高尾駅20:00集合→道の駅たばやま(泊)

8/23(日
 起床4:30→
 余慶橋P~
 丹波川 入渓 6:00…
 6:20 火打沢出合…
 8:00 銚子ノ滝10m…
 8:15 不動滝15m…
 10:20 2段20m大滝…
  ? 2段20mネジレの滝
 12:50 岩岳沢出合…
 (岩岳沢を遡行し、すぐに左の尾根にとりつく)…
 (岩岳からの登山道)…
 14:50 小常木沢下降…
 丹波川…
 車道~
 15:10余慶橋P

風呂:道の駅たばやま裏の「丹波山温泉のめこい湯」\600 ◎

余慶橋を少し戻ったところに10台くらい駐車可能な路肩あり。そこへ駐車し遡行準備。

 余慶橋を渡り200mほど車道をあるくと道路が左に曲がるところの右側に看板があり、その左の階段を下り、絶壁をワイヤ&トラロープを頼りに丹波川に下りる。ネットの記録では水量が多いとスクラムが必要とのことで覚悟していたが前夜の小雨にも関わらずその必要はなかった。腰まで浸かりながら渡渉。

 渡渉後、目の前にある小常木沢の薄暗いゴルジュへ入る。天気予報は晴れだったが小雨。終始薄暗い。。

 ゴルジュを抜けると火打沢に出合う。目の前には登山道がある。丹波川を避けてこの登山道経由で入渓するのが一般的らしいが登り下りらしいので遠慮した。

 小常木沢は奥多摩特有の赤いコケがありぬめる。しばらく小滝を登りながら歩くとドドーン銚子ノ滝10mに出合う。このへんからが「置草履の悪場」。銚子ノ滝は、一人が左の草付きをフリーで抜ける。ネットの記録に水線左を登り落ち口へ抜けようとしたが敗退したとの記載があったのでそのルートにチャレンジ。残置ハーケン2個とナッツ1個を決めてなんとか落ち口へ抜けた。確かに悪かった。上で確保し、セカンドも登ってきたがやはり落ち口でしばし悩む、がなんとか抜ける。

 すぐに今度は不動滝15mに出合う。遡行図では左岸を巻くとあるが、とりあえず水流右に取り付いてみる。カム1個決めたところからセミ状態になり滝に打たれつつ10分ほど試行錯誤したが断念しクライムダウン。遡行図どおり左岸のルンゼを高巻く。この高巻きも悪く、もうちょい上へ上へと登ったところで立ち往生。ハーケンを打ち、セルフをとって下を確保。立ち木で懸垂トラバース。一人は別ルートで巻こうとしてしばしセミ状態。その後なんとかフリーで突破。ここで1時間ほど無駄にしてしまった。

 小滝や釜を登ったりへつったりが連続し、2段20m滝に出合う(どうやって抜けたか忘れた。

 置草履の悪場を抜けると2段20mネジレの滝。下段はTさんリード。残置豊富。中間でピッチを切って、つるべで上段を私がリード。こちらも残置豊富。最後の落ち口が悪い。

 全員登って、平らなところでしばし休憩。小雨は降り止まない。

 もう面白いところは過ぎたので帰ろう、となって、左からそそぐ岩岳沢を遡行し、すぐに左の支尾根へ取り付く。

 支尾根の急斜を登り、標高1470mで登山道に出た。登山道は歩きやすい。そのまま1.5hほど下り、火打沢出合いで再入渓し、朝通った薄暗いゴルジュを下降し、丹波川に戻ってきた。

 しばし丹波川でスクラムの練習をしてから渡渉し、トラロープをゴボウで絶壁を登り車道に出て遡行終了。

 天気は終始小雨でしたが全体的に登攀的な沢で面白かったです。支点を取るガチャ類(カム、ナッツ、ハーケン&ハンマー)はもちろん、念のため50mロープも持っていった方が良いです。30mだとちょっと不安。

(報告ID: 815)