山 域:関東-富士山
山行名:富士山 ※冬山雪上技術トレーニング
日 付:2014/12/13から2日間
種 別:会山行
難易度:初級
リーダ:轟
人 数:13
【行動記録】
12月13日(土) 天気:晴れ、気温:馬返し(-4℃)、5合目付近(-15℃)
7:45 馬返し発
8:40~8:50 2合目休憩
9:14 3合目通過
9:42~9:52 4合目休憩
10:20 4.5合目にてアイゼン着用
10:53 不動小屋跡にテント設営
12:00 テント出発
12:25 5合目佐藤小屋着
13:00 5合目付近にてアイゼン無しでの歩行トレーニング
13:30 アイゼン着用での歩行トレーニング
14:00~14:30 休憩
14:30~14:40 移動
14:40~15:20 滑落停止トレーニング
15:20~16:00 移動
16:00 佐藤小屋にて解散
18:00 夕食(和風カレー鍋、チーズリゾット)
21:00 消灯
12月14日(日) 天気:晴れ、気温:テント(-13℃)、5合目付近(-15℃)
6:00 起床
6:30 朝食(野菜ラーメン)
7:30 テント場から移動開始
8:00 佐藤小屋
8:45 6合目付近の訓練ポイント到着
9:20~11:10 肩絡み、腰絡みによる確保トレーニング
11:10~11:50 スタンディングアックスビレイの確認
11:50~12:30 アンザイレンにて移動
12:30 佐藤小屋にて解散
13:30 テント撤収、下山開始
14:40 3合目到着、アイゼン解除
15:20 馬返し到着
16:10~17:10 風呂(溶岩の湯 泉水)
17:10~18:30 夕食(ステーキガスト)
18:30 解散
【トレーニング内容】
(1)登り
・フラットフッティングを基本とする
・斜度がゆるい時にはフラットフッティング
・斜度がきつい場合にはつま先を雪面に蹴り込む
(2)下り
・直下降は必ず足裏全面を雪面へ効かせ、鉛直方向に荷重を掛ける
・膝関節を軟らかく使い、膝で体重を受け止めない(つっぱらない)
・足が接面に着き、ショックが来た瞬間、体重を支えられる範囲で膝の力を抜く
・斜面があまりにも急な場合は、斜面に正対し、一歩づつ雪面に蹴り込み、ピッケルを利用しつつ降りる
(3)トラバース
・谷側の足は爪先が最大傾斜線に平行に向くぐらい開いて歩行する
・山側の手にピッケルを持つ
・ターンをする際には足がクロスしないように1動作づつ行う
(4)滑落停止
・転倒して滑り始める前に停止動作を行う
・ピックを打ち込んだ腕は脇を締め、ピッケルのブレードを胸前の位置から離さない
・足は雪面に当たってはじかれないように膝を曲げるなどして雪面から持ち上げて離す
・スリップ尻餅ち滑落の場合、脇を締めてピックを即座に雪面へ打ち込む。止まらない場合は、反転してピッケルを打ち込む。
・前のめり滑落の場合、まずピックを打ち込み上体を回転させる。開いている手はシャフトを握る。
・あお向け滑落の場合、がんぱってピッケルを打ち込み上体を回転させ、反転する
(5)肩絡み
・ピッケル、スノーバー、木などを利用してセルフビレイを取る
・スタンスを作れるように、足場となるバケツを掘る
・確保側のロープを脇の下、反対側を肩の上に通す
・荷重がかかった際には、反対側に踏ん張る
・ある程度流してから停止させると、確保される側の負荷が少ない
・ロープを身体の前で交差させるようにするとブレーキング力が増す
(6)腰絡み
・ピッケル、スノーバー、木などを利用してセルフビレイを取る
・スタンスを作れるように、足場となるバケツと腰を落とすバケツを掘る
・ロープは骨盤の上部に廻す
・ある程度流してから停止させると、確保される側の負荷が少ない
・ロープを身体の前で交差させるようにするとブレーキング力が増す
(7)スタンディングアックスビレイ
・ピッケル、スノーバー、木などを利用してセルフビレイを取る
・ピッケルにスリングを掛け、カラビナを付ける
・ピッケルを埋め、カラビナのみ雪面から出ている状態にする
・肩がらみを作る。確保側のロープをカラビナを経由して脇の下に通す。
・足は左足でピッケルのヘッドを踏み、荷重がかかった時にピッケルを踏む足に荷重が掛かるようにする。
・荷重がかかった時には、背を伸ばす
(報告ID: 776)